イスラエルのレバノン侵攻で「二重難民」となったシリアの帰還難民の子どもたちへの緊急支援を開始

イスラエルは9月23日、レバノンへの侵攻を本格化させました。この侵攻は、昨年10月からガザ地区で続いている戦闘でハマスを支援してきたヒズボラに打撃を与えることを目的としているとされ、レバノン南部、西部、さらには首都ベイルートに対する爆撃で、多くの非戦闘員が巻き込まれています。レバノンの保健大臣が10月11日に発表したところによると、昨年10月8日から今年10月11日までの間に2,229人が死亡し、1万380人が負傷しています。また、赤十字国際委員会(ICRC)の10月11日の発表によれば、120万人以上が国内避難民(IDPs)となっています。

これに加え、多くの人々が隣国シリアに避難しており、シリアの日刊紙『ワタン』(10月8日付)によると、その数は約33万人に達しています。その中には、レバノン人9万1,000人に加え、2011年以降のシリア内戦で難民やレバノンで建設業などに従事してきたシリア人23万9,000人も含まれています。

シリア政府は、これらの帰還者に対して支援を行うとしていますが、13年間にわたる戦闘と経済制裁で疲弊したシリアでは、彼らの生活が困難を伴うことは必至です。

シリアの友ネットワーク@Japan(シリとも)では、こうした状況を鑑み、「二重難民」という苦難に直面するシリアの帰還難民を支援するための義援金を募集することを決定しました。義援金は15万円が集まるごとにシリア・レバノン福音教会に全額寄付され、シリアで新生活をスタートさせる子どもたちのためのメンタルケア、芸術活動、プレゼント代に充てられます。

義援金の振込先は以下の通りです。

銀行名:多摩信用金庫
支店名:支店
店番号:055
口座番号:0128579
口座名:サダーカイニシアチブ

(振込の際には、通信欄または振込内容欄に「帰還難民」とご記入ください。通信欄や振込内容欄がない場合は依頼人名欄の最初に数字のゼロ(0)を追記してください。)

緊急支援のための募金は、現下の戦闘が収束するまで継続します。

「弱者の中の弱者」である帰還難民を支援するため、皆さまの温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

お問い合わせ先:sadaqa.initiative.70@gmail.com

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